Bone Joint Nerve通巻第15号第4巻第4号
膝関節のスポーツ障害（2） 離断性骨軟骨炎，関節面障害
電子書籍のみ
- 水田 博志ほか（熊本大学）
- 発行日：2014年10月29日
- 〈抄録〉
離断性骨軟骨炎（OCD）は10歳台の男子に好発する代表的な膝スポーツ障害の一つである．病巣の分離が進行すると疼痛が増強しひっかかり感などもみられるが，初期には時に軽度の不快感や鈍痛を訴える程度である．治療は年齢と病期に応じて選択するが，早期に診断し治療を開始することが重要であり，発育期の子どもが漠然とした膝の症状を訴える場合には本症を念頭において画像検査を進めることが必要である．
詳細
Chronic sport injuries in the knee joint
水田 博志 中村 英一 西岡 宏晃
熊本大学大学院生命科学研究部 整形外科学分野