肝胆膵第75巻第4号

膵管内腫瘍における遺伝子異常

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  • 古川 徹(東北大学)
  • 発行日:2017年10月28日
  • 〈要旨〉
    膵管内腫瘍には膵上皮内腫瘍性病変(PanIN),膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN),膵管内管状乳頭腫瘍(ITPN)が知られている.いずれも浸潤性膵管癌の前駆病変とされているが,臨床的にそれぞれで際立った特徴があり,遺伝子異常もそれぞれで異なっている.PanINではKRAS,CDKN2A,TP53,SMAD4の異常の段階的蓄積が,IPMNにおいてはGNAS,RNF43の変異が,ITPNにおいてはPIK3CAの変異が特徴的に認められる.これらに加え,次世代型シーケンサーを利用したエクソーム解析,全ゲノム解析により,遺伝子異常の全貌が明らかにされつつある.

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Molecular alterations in intraductal neoplasms of the pancreas
古川 徹
東北大学大学院医学系研究科病理形態学分野