Bone Joint Nerve通巻第25号第7巻第2号

予防医学において骨代謝マーカーは利用可能か

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  • 吉村 典子(東京大学医学部附属病院22世紀医療センター)
  • 発行日:2017年04月01日
  • 〈抄録〉
    地域住民を対象に設定した長期コホートにおいて,骨代謝マーカー値が将来の骨粗鬆症発生を予測しうるかどうかを検討したところ,骨代謝マーカー値により将来の腰椎骨粗鬆症発症の予測は可能であることが示唆された.しかし,将来の骨粗鬆症による骨折を予測しうるかどうかはエビデンスが不十分である.したがって現状では予防医学の現場への骨代謝マーカーの導入はまだ時期尚早かもしれないが,現在,臨床医学の現場で骨粗鬆症治療薬の選択と治療効果の判定に用いられ,骨粗鬆症による骨折を予防することに役立っており,もうすでに骨代謝マーカーは予防医学に貢献しているといえる.

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The role of biochemical markers of bone turnover in the prevention for osteoporosis
吉村 典子
東京大学医学部附属病院22世紀医療センター ロコモ予防学講座