Bone Joint Nerve通巻第18号第5巻第3号
脛骨骨幹部骨折：遠位の骨折にこそsupra-patellar approachを
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- 最上 敦彦（順天堂大学静岡病院）
- 発行日：2015年07月01日
- 〈抄録〉
膝関節軽度屈曲位（semi-extended position）のままで膝蓋骨上から膝蓋大腿関節を通して髄内釘を挿入する膝蓋骨上アプローチ（supra-patellar approach）は，従来の膝関節深屈曲位で行う手技では骨折部の整復位獲得・保持が困難な脛骨近位部骨折の髄内釘治療のために開発された．しかしながら，下肢を伸展位にしたまま髄内釘手術が施行可能な本法は，軟部組織が脆弱で，かつ変形癒合をきたしやすい脛骨遠位部骨折にこそ有用である．
詳細
Supra-patellar approach for distal tibial nailing
最上 敦彦
順天堂大学医学部附属静岡病院 整形外科