肝胆膵第75巻第3号

胆管癌の早期診断における経乳頭的生検と細胞診

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  • 野田 裕,他(仙台オープン病院)
  • 発行日:2017年09月28日
  • 〈要旨〉
    早期胆管癌を見つけ,確定診断するためには,画像のわずかな変化を見のがさずに狙撃生検を行うことが必要であるが,存在診断自体が困難であることが多い.一方,胆汁細胞診は広く面から採取される検体であり,存在部位不明の癌の拾い上げが可能である.胆管癌の危険因子をもつ症例のERCPにあたっては,セルブロック法を含む胆汁細胞診を積極的に行い,癌の存在が疑われれば,経口胆道鏡で病変を検索し狙撃生検を行うことが,早期胆管癌の診断につながると考えられる.生検,細胞診のいずれにおいても,できるだけ良好な検体を採取し,必要に応じて免疫染色を適宜加えるなど,診断能を上げる工夫も大切である.

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詳細

Transpapillary bile duct biopsy and cytology for early detection of bile duct cancer
野田 裕*1,2 伊藤 啓*1 越田 真介*1 菅野 良秀*1 小川 貴央*1 楠瀬 寛顕*1 枡 かおり*1 酒井 利隆*1 村林 桃士*1 長谷川 翔*1 小堺 史郷*1 輿那嶺 圭輔*1 川上 祐次郎*1 藤井 祐樹*1 大平 哲也*1 澤井 高志*2 土屋 誉*3 及川 昌也*3 宇月 美和*4 藤島 史喜*5
*1仙台市医療センター仙台オープン病院消化管・肝胆膵内科
*2同 病理科
*3同 外科 
*4東北文化学園大学医療福祉学部看護学科
*5東北大学病院病理部