肝胆膵第73巻第4号

IgG4関連硬化性胆管炎とPSCの鑑別はどこまで可能となったか?

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  • 内藤 格,他(名古屋市立大学)
  • 発行日:2016年10月28日
  • 〈要旨〉
    IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)は,血中IgG4高値,病変局所のIgG4陽性形質細胞浸潤,ステロイドに対する良好な反応性などを特徴とする原因不明の硬化性胆管炎である.近年,IgG4-SCの疾患概念は定着しつつあり,本邦においてもIgG4-SC臨床診断基準2012が作成された.一方,原発性硬化性胆管炎(PSC)は胆管の線維性狭窄を生じる進行性の慢性炎症性疾患であり,根本的な治療法は存在せず,肝移植のみが唯一の治療法である.両疾患の胆管像は類似するが,治療法,予後も異なるため適切な鑑別診断が重要である.鑑別には血中IgG4値,IgG4-SC,PSCの鑑別は可能になりつつあると考えられる.内視鏡的逆行性胆管膵管造影,胆管管腔内超音波内視鏡,胆管外病変としてのIgG4関連疾患や炎症性腸疾患の存在,肝生検が重要な役割を担っている.これらの検査の組み合わせにより,多くの症例においてIgG4-SC,PSCの鑑別は可能になりつつあると考えられる.

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詳細

The current status of differentiation between IgG4-related sclerosing cholangitis and primary sclerosing cholangitis?
内藤 格*1 大原 弘隆*2 中沢 貴宏*3 林 香月*1 坂 哲臣*1 宮部 勝之*1 近藤 啓*1 吉田 道弘*1 梅村 修一郎*1 藤田 恭明*1 堀 寧*1 夏目 まこと*1 加藤 晃久*1 城 卓志*1
*1名古屋市立大学大学院医学研究科・医学部 消化器・代謝内科学
*2同 地域医療教育学
*3名古屋第二赤十字病院消化器内科