Bone Joint Nerve通巻第19号第5巻第4号
股関節高位脱臼例に対する短縮骨切り併用THA のコツとピットフォール
電子書籍のみ
- 藤井 英紀ほか(東京慈恵会医科大学)
- 発行日:2015年10月01日
- 〈抄録〉
Crowe Ⅳ高位脱臼股に対し大腿骨短縮骨切り併用THAを行う際の手技上の問題点と対策について述べる.本術式では,ステムの初期固定と骨切り部の安定性の両立が重要であるため,インプラントはS-ROMを,大腿骨の短縮骨切り部には斜め骨切りを採用している.脚延長に伴う神経障害に関しては,術中に坐骨神経の緊張を触診し,少なくとも膝屈曲位では神経の弛緩を得られる程度に延長量を抑えることで神経障害の発生を予防している.
詳細
Knowhow and pitfall at cementless THA performed with subtrochanteric shortening osteotomy for Crowe dysplasia
藤井 英紀 大谷 卓也 丸毛 啓史
東京慈恵会医科大学 整形外科学講座