肝胆膵第73巻第3号

  • 特集/がん治療が変わる-免疫チェックポイント阻害剤の与えるインパクト-
  • 発行日:2016年09月28日
  • 〈企画趣旨〉
     1992年、京都大学の本庶 佑教授らによりPD-1分子が発見され、このPD-1は免疫制御に関係していることが明らかとなった。その後、産学共同によりPD-1抗体の作成に成功し、この抗体は様々な癌に対して効果がある可能性が示された。以後、CTLA4抗体も開発され、2011年米国においてメラノーマに対してCTL4抗体が承認された。2014年には世界に先駆けて日本で初めてPD-1抗体がメラノーマに承認され、2015年には非小細胞肺がんにも適応追加がなされ、腎がんも承認申請中である。それ以外の癌腫に対しても現在、複数の癌腫に対し多くのメガファーマがこの免疫チェックポイント阻害剤の治験を行っており、治験の数についてはClinical.comを検索する限りでも200本以上の臨床試験が進行中である。さらには消化管癌や肝癌・胆膵癌でも治験が急速な勢いで進行しており今や、この新しい免疫チェックポイント阻害剤は従来の概念を覆す画期的な免疫療法として薬剤開発状況は“狂乱状態”にあるといっても過言ではない。本特集では、免疫チェックポイント阻害剤の基礎から臨床成績までを他癌腫の開発動向も交えて各エキスパートの先生方に執筆いただくこととした。

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〈目次〉
〔巻頭言〕新しい免疫療法に思う 浜松労災病院 有井 滋樹
免疫チェックポイント阻害剤の基礎と現状
免疫チェックポイント阻害剤とはなにか? 国立研究開発法人国立がん研究センター東病院 梅本 久美子
PD-1はこうして発見された 奈良先端科学技術大学院大学 石田 靖雅
癌免疫チェックポイント阻害療法-抗PD-1抗体,抗PD-L1抗体,抗CTLA-4抗体- 国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院 北野 滋久
腫瘍免疫微小環境と免疫制御 慶應義塾大学 河上 裕
免疫療法の組み合わせ治療 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター 和田 聡,他
抗がん剤・分子標的薬との複合免疫療法 島根大学 原田 守
免疫チェックポイント阻害剤はどのような特徴の癌に効くか-PD-L1発現,TILなどのバイオマーカー- 聖路加国際病院 多田 耕平,他
先行する癌腫における治療成績
悪性黒色腫に対する薬物療法の治療成績 医療法人渓仁会手稲渓仁会病院 石黒 敦,他
非小細胞肺癌 近畿大学 林 秀敏,他
腎細胞癌 近畿大学 野澤 昌弘,他
婦人科癌 京都大学 濵西 潤三,他
消化管癌における免疫チェックポイント阻害剤の開発 国立研究開発法人国立がん研究センター東病院 坂東 英明,他
肝胆膵癌における開発の現状と期待
肝細胞癌における免疫チェックポイント阻害剤の開発 近畿大学 工藤 正俊
免疫チェックポイント阻害剤:胆道癌 国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院 森実 千種,他
免疫チェックポイント阻害剤:膵癌 杏林大学 古瀬 純司
免疫チェックポイント阻害剤の今後の動向
免疫チェックポイント阻害剤の限界と課題 近畿大学 工藤 正俊
座談会
“免疫チェックポイント阻害剤”の基礎から臨床成績および開発動向 (司会)工藤 正俊(近畿大学)/石田 靖雅(奈良先端科学技術大学院大学)/池田 公史(国立がん研究センター東病院)/田中 真二(東京医科歯科大学)
シリーズ 肝臓の病理形態の理解と診断へのアプローチ
肝細胞腺腫:遺伝子異常,病理形態,発生母地 静岡県立静岡がんセンター 中沼 安二
シリーズ 知っておきたい稀な肝胆膵疾患
嚢胞性線維症 名古屋大学 石黒 洋,他