臨床精神医学第55巻第11号
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- 特集/うつ病診療ガイドライン2025の読み解きと実装-標準治療を目の前の患者へどう活かすか-
- 発行日:2026年11月28日
- <企画趣旨>
「うつ病診療ガイドライン2025」は,エビデンスに基づく標準的推奨を体系的に示すとともに,実臨床における個別化された意思決定を支援することを企図して構成された。本特集では,本ガイドラインの特徴である,重症度・ライフステージ・サブタイプという横断的視点と,急性期から維持期,難治性に至る治療フェーズの縦断的視点に着目し,複数のCQを組み合わせながら個々の患者に応じた診療を組み立てる方法を提示する。各論では,各パートのリーダーが,担当領域における推奨の背景,臨床判断上の留意点,エビデンスの限界,実践上の工夫を解説する。標準治療をいかに目の前の患者へ適用し,共同意思決定や測定に基づく診療とも接続していくかを論じることで,ガイドラインの実装可能性を高める特集としたい。
詳細
<目次>
【巻頭言】うつ病診療ガイドライン2025 の読み解きと実装─標準治療を目の前の患者にどう活かすか─ 関西医科大学 加藤 正樹
うつ病診療におけるMeasurement Based Care(MBC)とShared Decision Making(SDM)の進め方 杏林大学 渡邊 衡一郎
軽度うつ病 杏林大学 坪井 貴嗣
うつ病診療ガイドライン2025 における中等度/重度うつ病の社会実装 福岡大学 堀 輝
『うつ病診療ガイドライン2025』に基づく児童・思春期うつ病の治療 奈良県立医科大学 北野 肖奈・他
周産期うつ病診療におけるガイドラインの読み解きと実践 東邦大学 田形 弘実・他
老年期うつ病─「うつ病診療ガイドライン2025」の解説と使い方─ 順天堂大学 馬場 元
特定用語をうつ病の治療判断にどう活かすか 愛媛大学 伊賀 淳一
睡 眠 琉球大学 高江洲 義和
難治性抑うつ(DTD)に対する治療戦略 聖マリアンナ医科大学 中川 敦夫
維持期 北里大学 稲田 健
精神療法 慶應義塾大学 菊地 俊暁
うつ病診療ガイドライン2025 におけるニューロモデュレーションの臨床的位置づけ─急性期から維持期,老年期,今後の治療まで─ 藤田医科大学 松田 勇紀・他
薬物相互作用 獨協医科大学 朝日 智大・他
漢方薬 東北医科薬科大学 山田 和男
短報
ビタミンB12 欠乏症によりせん妄を呈した1症例 武田 隆綱