臨床精神医学第55巻第6号
書籍・雑誌販売のみ

- 特集/こころの医療のネクストパートナー スマホアプリとウェアラブル技術
- 発行日:2026年06月28日
- <企画趣旨>
スマートフォンやウェアラブルデバイスが日常に浸透する中,精神科医療においてもこれらの技術が「新たな武器」として注目されている。心拍変動による情動評価,睡眠・活動量データを用いた気分障害モニタリング,さらにはソフトウェア医療機器(SaMD)として承認されたアルコール依存症治療アプリや不眠症CBTアプリなど,エビデンスに基づいたデジタル治療が現実のものとなっている。果たしてこれらの技術は本当に精神科医の「武器」となり得るのだろうか。本特集では,スマホアプリとウェアラブル技術の基礎から各精神疾患への応用,実装上の課題まで幅広く取り上げ,精神科医がこれらのデジタルツールを効果的に活用するための実践的知識を提供する。
詳細
<目次>
ウェアラブルとアプリがもたらす精神科臨床の変革 慶應義塾大学 木下翔太郎・他
レジリエンスを高める認知行動療法アプリ 京都大学 田近 亜蘭・他
簡易ウェアラブル脳波計測によるせん妄評価 鳥取大学西口 毅
ウェアラブル睡眠モニタリング─臨床応用に向けた現在地と展望─ 東京大学 岸 哲史・他
ウェアラブルセンサとAI によるてんかん発作モニタリングの現在地 北海道大学 藤原 幸一
チャットボットはこころの医療のネクストパートナーとなり得るか─スマートフォンアプリを用いたメンタルヘルス支援の可能性─ 国立精神・神経医療研究センター 倉持 泉
プログラム医療機器による不眠症治療 サスメド株式会社 上野 太郎
アルコール依存症に対する治療アプリの臨床実装 岡山県精神科医療センター 宋 龍平
ゲーム行動症治療アプリの開発─AIチャットボット型CBTによるゲーム行動症ハイリスク群への早期介入─ 東京科学大学 小林 七彩
注意欠如多動症のプログラム医療機器と生活支援のためのアプリケーション 奈良県立医科大学 岡田 俊・他
慢性疼痛に対するモバイルヘルス介入─痛みアプリとウェアラブルデバイスの最近の動向─ 順天堂大学医学部附属練馬病院 臼井 千恵
強迫症に対する認知行動療法アプリ開発の背景と展望 兵庫医科大学 向井 馨一郎・他
研究報告
統合失調症患者におけるWAIS-Ⅳプロフィールの特徴と臨床的示唆 松田 凌・他