肝胆膵第92巻第5号

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  • 特集/肝臓の希少がんに挑む-診断・治療・研究の最前線-
  • 発行日:2026年05月28日
  • 〈企画趣旨〉
    がんの診断治療が向上し,個々のがんに応じた,個別的ながん診断治療も進んできている.その一方で,いわゆる難治がんと希少がんは,残された課題として,近年改めて注目されつつある.肝臓においては,ウイルス肝炎肝硬変を背景とした肝細胞癌が肝癌の主体をなしてきたが,肝炎ウイルス特にC型肝炎治療の進歩により,その様相は変化しつつある.そのような背景を踏まえて,希少がんに関する現状の理解を深めるとともに,診断治療研究の最前線の取り組みにつき紹介する.総論では,がん全般の中で,希少がんの疫学的特徴,病理診断,治療,研究を進めるうえでの課題や取り組みにつき記載いただく.各論では,先ず肝細胞癌の特殊型として,肉腫様肝細胞癌とフィブロラメラ肝細胞癌を取り上げる.次にその他の肝癌として,混合型肝癌,細胆管細胞癌を取り上げる.最後に非上皮性腫瘍の中で,血管系腫瘍を,さらには,希少がんの治療においても期待される移植と重粒子線治療について取り上げる.肝臓の希少がんが一堂に会する興味深い特集となることを期待している.

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〈目次〉
〔巻頭言〕肝臓の希少がん診療における知の集約と応用を目指して
      ………国立がん研究センター中央病院 森實 千種
Ⅰ.総 論
 肝臓の希少がんの疫学………国立がん研究センターがん対策研究所 松田 智大,他
 日本病理学会における(肝胆膵)希少がんへの取り組み………慶應義塾大学 佐々木 毅
 希少がん治療の最前線………国立がん研究センター中央病院 齋木 琢郎,他
Ⅱ.各 論−肝細胞癌の特殊型−
 肉腫様肝細胞癌の診断治療………国立がん研究センター東病院 神谷 肇,他
 肉腫様肝細胞癌研究の最前線………京都府立医科大学 小嶋 基寛
 フィブロラメラ肝細胞癌の診断治療………東京慈恵会医科大学 及川 恒一
Ⅲ.各 論−その他の肝癌−
 混合型肝癌の希少性と診断・治療・研究上の課題………久留米大学 秋葉 純
 混合型肝癌の治療………神奈川県立がんセンター 小林 智
 細胆管細胞癌の診断………金沢大学 小坂 一斗
 細胆管細胞癌の治療………東京女子医科大学 有泉 俊一,他
Ⅳ.各 論−非上皮性腫瘍,治療法−
 肝類上皮血管内皮腫および肝血管肉腫の診断と治療………栃木県立がんセンター 白川 博文,他
 希少がんに対する肝移植−transplant oncologyの概念に基づく適応拡大−
  ………熊本大学 日比 泰造
 希少がんの重粒子線治療………大阪重粒子線センター 鈴木 修


シリーズ
第32回日本肝がん分子標的治療研究会最優秀演題Award………神戸大学 多田 俊史,他