肝胆膵第92巻第1号

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  • 特集/肝胆膵疾患におけるバイオマーカーとイメージングのcutting-edge
  • 発行日:2026年01月28日
  • 〈企画趣旨〉
    近年,肝胆膵疾患におけるバイオマーカーとイメージング技術の進歩は著しく,非侵襲的かつ高精度な診断手法として臨床現場における重要性が一層高まっている.リキッドバイオプシー,プロテオーム解析,シングルセル解析,空間解析などによる分子バイオマーカーに加え,MRI,造影超音波,EUSなどを用いた最先端の画像解析技術によるイメージングバイオマーカーの応用により,病態解明から診断,さらには治療選択に至るまで大きな変革が期待されている.本特集では,肝疾患,胆道疾患,膵疾患における最新のバイオマーカーとイメージング技術を取り上げ,両者の融合による次世代の診断・治療戦略の可能性を展望する.これらのcutting-edgeな知見が,今後の臨床および研究の発展に資することを期待する.

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〈目次〉
〔巻頭言〕肝胆膵領域におけるバイオマーカー研究の新展開………東京大学 建石 良介
Ⅰ.肝疾患
 門脈圧亢進症の非侵襲的診断法subharmonic-aided pressure estimation(SHAPE)の意義………愛媛大学 廣岡 昌史,他
 MRエラストグラフィを用いたMASLD・MASHのリスク診断………横浜市立大学 小林 貴,他
 血清中エクソソームのプロテオーム解析による肝発癌リスク診断………大阪大学 村井 一裕,他
 肝癌の薬物療法における分子ラジオミクスシグネチャーの解析………三重大学 田中 隆光,他
 肝臓のバルク・シングルセル解析とイメージングバイオマーカーの役割………東京科学大学 宮澤 傑,他
 空間一細胞解析による肝線維化-発癌機構の解明………国立国際医療研究所肝炎・免疫研究センター 松田 道隆

Ⅱ.胆道疾患
 胆道疾患における蛍光イメージングの有用性………大阪公立大学 木下 正彦,他
 原発性硬化性胆管炎における抗インテグリンαvβ6自己抗体の意義………京都大学 桒田 威,他
 胆管癌術前診断における胆汁リキッドバイオプシーの意義………がん研有明病院 伊藤 寛倫
 胆道癌診断における胆汁中エクソソームmiRNA解析の有用性………名古屋市立大学 吉田 道弘,他

Ⅲ.膵疾患
 IPMN結節の良悪性診断における造影EUSの有用性-TIC解析補助プログラム-………岡山大学 宮本 和也,他
 APOA2アイソフォームによるIPMN悪性化リスクの層別化………日本医科大学 糸川 典夫,他
 膵嚢胞性疾患における嚢胞液バイオマーカーの解析………愛知県がんセンター 緒方 智樹,他
 インスリノーマにおけるバイオマーカーとイメージングの最前線-分子病態解明へのアプローチ-………東京科学大学 伊藤 剛,他
 EUS-TA検体を用いた膵癌遺伝子パネル解析の現状と課題………近畿大学 大本 俊介,他
 膵癌におけるリキッドバイオプシーを用いた包括的ゲノムプロファイリングの有用性………熊本大学 前田 大樹,他


シリーズ
第32回日本肝がん分子標的治療研究会最優秀演題Award
 ………………………神戸大学 小松 昇平