肝胆膵第89巻第2号

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  • 特集/今推しの肝胆膵研究手法と疾患モデル
  • 発行日:2024年08月28日
  • 〈企画趣旨〉
    パンデミック騒動も収まりつつあり,ようやく腰を据えて研究を行なう環境に戻りつつある.しかし,今回のパンデミックでは今までにないデジタルトランスフォーメーションという技術がわれわれの世界にもたらされた.またAIによる研究促進も導入されつつあり,まさに以前の手法とは異なるアプローチが求められている.そんな中で,今後主流になる研究手法が肝胆膵領域でも報告されている.本特集では今後ますます身近になってくるであろう研究手法や疾患モデルを特集して読者諸氏に研究の潮流を紹介することを目的とする.

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〈目次〉
〔巻頭言〕新規研究手法により変貌する基礎・臨床研究………北海道大学 坂本 直哉
Ⅰ.肝胆膵研究を推進する新しい研究手法
 第3世代シークエンサーを用いた肝炎ウイルスの解析………埼玉医科大学 内田 義人
 シングルセル遺伝子発現による肝疾患病態解析………大阪大学 小玉 尚宏,他
 空間的トランスクリプトーム解析を用いた肝疾患病態解析………三重大学 木村 玄紀,他
 糖鎖解析による新規バイオマーカー探索………名古屋大学糖鎖生命コア研究所 古川 潤一,他
 血液中エクソソームに着目した肝線維化バイオマーカーの探索………大阪大学 白井 久美子,他
 腸肝循環の視点による原発性硬化性胆管炎の病態解明………慶應義塾大学 中本 伸宏,他
 分子病理学での新規手法による病態解析………King’s College Hospital 全 陽
 新規アミノ酸分析手法を用いた病態研究……… 国立国際医療センター肝炎・免疫研究センター 嘉数 英二
 AI digital pathologyによる肝組織線維化診断:FibroNest™………長崎大学 宮明 寿光,他
Ⅱ.新規モデルによる肝胆膵研究
 iPS細胞を用いた肝疾患モデルの開発………東京医科歯科大学 三好 正人,他
 マウスモデルによる肝疾患線維化解析………北海道大学 河北 一誠,他
 AIを用いた肝画像診断の最前線………近畿大学 西田 直生志
 高性能コンピューターを用いた肝疾患病態解析………山形大学Well-Being研究所 佐藤 秀則,他
 膵臓癌オルガノイドを用いたサブタイプ予測による予後解析………九州大学 松本 一秀,他
 胆嚢オルガノイドを用いた新規治療の開発………岡山大学 織田 崇志,他
 胆管上皮細胞の極性を利用した胆汁酸刺激実験系の開発と胆管上皮細胞基底膜側EVsによる
  胆管周囲炎・線維化形成の病態解明………山形大学 槙 慶太,他
 マウスモデルを用いた膵炎・膵癌の病態解明………東北大学 濱田 晋,他

 シリーズ 第29回日本肝がん分子標的治療研究会最優秀演題Award………久留米大学 岩本 英希,他