Bone Joint Nerve通巻第24号第7巻第1号
初回THAにおいて36 mm以上の大径骨頭は有効かつ安全か?
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- 高尾 正樹(大阪大学)
- 発行日:2017年01月01日
- 〈抄録〉
高度架橋ポリエチレンを用いたTHAにおいて,36 mm以上の骨頭径を大径骨頭としその有効性と安全性が議論されている.36 mm骨頭は脱臼予防に有効であるが,脱臼高リスク患者ではより大きな骨頭径が必要とされている.第一世代高度架橋ポリエチレンとの組み合わせで,10年の経過でポリエチレン摩耗,骨溶解発生において問題は報告されていない.ステムネックとの嵌合部の損傷や腐食は骨頭径の影響はなかったと報告されている.
詳細
Is a large head greater than 36mm beneficial and safe in primary total hip arthroplasty?
高尾 正樹
大阪大学大学院医学系研究科 運動器医工学治療学