Bone Joint Nerve通巻第21号第6巻第2号
リウマチと骨粗鬆症
電子書籍のみ
- 古谷 武文(東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター)
- 発行日:2016年04月01日
- 〈抄録〉
関節リウマチは,骨粗鬆症の合併率が高く,骨折リスクも高い疾患である.その理由は,関節リウマチ患者の多くは,骨密度が低く,ステロイド薬を内服し,ビタミンD欠乏で,身体機能障害があり,転倒リスクが高いことや,関節リウマチでは非椎体骨折が多いためと思われる.関節リウマチにおける骨粗鬆症の薬物治療は,原疾患への治療と並行して,ビタミンD欠乏に気をつけながらのビスホスホネートやデノスマブが適する.
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Rheumatoid arthritis and osteoporosis
古谷 武文
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター膠原病リウマチ内科