Bone Joint Nerve通巻第41号第11巻第2号
- 特集/AI(人工知能)の整形外科分野での応用
- 発行日:2021年04月01日
- 〈企画趣旨〉
現在,幅広い分野でAI(人工知能)が活用されています。本特集では,まず,医療内外での最近の話題やAIの活用事例を解説していただきます。その後,整形外科の分野で実際に研究・診断・医療支援にAIを活用した事例を紹介していただきます。本特集号の目的は,整形外科医がAIの現状を理解し,整形外科領域におけるAIの将来を考えるための情報を明示することです。
詳細
〈目次〉
Part 1●AIの現状
創造的作業へのAI 活用の可能性 慶應義塾大学 栗原 聡
AIによる病理画像診断 東京大学 佐々木 毅
AIを活用した膝の画像解析 富士フイルム 板井 善則ほか
Part 2●AIによる整形外科研究基盤
AIによる骨格筋セグメンテーション 愛知県立大学 神谷 直希
Part 3●AIによる骨診断
AIによる大腿骨近位部骨折診断 鶴岡市立荘内病院 浦川 貴朗
大腿骨近位部骨折診断AIを国内初の実用化へ─多施設共同開発研究を臨床現場へ昇華させた蒲郡モデルの報告─ JCHO東京新宿メディカルセンター 佐藤 洋一ほか
Part 4●AIによる軟骨診断
膝MRIの全自動3次元画像解析 東京医科歯科大学 関矢 一郎ほか
Part 5●AIによるエコー診断
AIによる手根管症候群のエコー診断 神戸大学 乾 淳幸
Part 6●AIによる脊椎・脊髄診断
AIによる脊柱側弯症診療─現状と課題 慶應義塾大学 渡辺 航太
深層学習を用いた脊髄硬膜内髄外腫瘍(神経鞘腫と髄膜腫)の鑑別 千葉大学 牧 聡ほか
Part 7●AIによる診療支援
AIによる疼痛診療 愛知医科大学 青野 修一ほか
●鼎談
若手整形外科医が語るAIの現状と未来
JCHO東京新宿メディカルセンター 佐藤 洋一/千葉大学 牧 聡/東京医科歯科大学 関矢 一郎(司会)