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 第63巻6号(2011年12月号特大号) 特集/C型肝炎のすべて2012
定価(\)本体 6,600+税 送料(\) 200


編集後記

 これまで,C型肝炎をテーマにした特大号は2001年,2008年と2編発刊されいる.2008年に発刊した肝胆膵特大号「C型肝炎のすべて」の編集後記には,「将来,特集号:C型肝炎のすべて20xxがでるとすれば,さらに完結的な内容に近づいていることを期待したい.」と書いたが,予想以上に早く今回の特大号「C型肝炎のすべて2012」を発刊する運びとなった.現在臨床の現場では初のDAA製剤であるテラプレビルが登場し,次世代の抗ウイルス薬,内服薬併用療法の臨床試験が着々と進行しており,それらの網羅的な解説書として発刊した本号は,2008年当時の期待に違わず大きく「完結」に近づいた内容となった.今後は大きく変わる抗ウイルス療法の展開に注目しつつ診療を進めるとともに,全例治癒,肝炎の根絶を見据えた研究の展開が期待される.また慢性肝炎症を背景に発生する肝癌に対しては今後も取り組んでいかなければならない.以上の背景を踏まえ,本書ではそれぞれの専門家に最近の進歩,今後の展望などをわかりやく解説していただいた.本書がC型肝炎全般についての現状および将来展望を把握するための解説書として広く利用され,今後大きな展開を迎えるC型肝炎診療・研究の参考になれば幸いである.        (坂本 直哉)


 

目次

〔巻頭言〕間近に迫ったHCVの撲滅

山梨県立病院機構 小 俣 政 男…867

HCV感染の基礎・疫学

 HCV感染の疫学の変化:現況と将来像

   国立病院機構長崎医療センター 八 橋   弘…869

 遺伝子多型を含めたHCVコホート研究

山形大学 渡辺 久剛,他…877

 C型肝炎の病理像:FCHを含めて

金沢大学 中沼 安二,他…886

HCV感染の分子基盤

 これからのHCV研究:われわれはどこへ行く?

   国立感染症研究所 脇 田 隆 字…895

 HCV培養細胞モデルの進歩:Replicon, HCVpp, HCVcc

   国立感染症研究所 加 藤 孝 宣…899

 HCV 1b培養系

株式会社先端生命科学研究所 森  健一,他…905

 C型肝炎ウイルスの感染指示細胞株の構築

大阪大学 福原 崇介,他…912

 iPS細胞分化誘導によるHCV培養モデル

大阪大学 水口 裕之,他…919

 Alb-uPA/SCIDマウスを用いたHCVモデル

広島大学 今村 道雄,他…925

 HCV増殖制御とオートファジー

順天堂大学 山 科 俊 平…931

HCVと脂質・糖代謝

 Core蛋白による肝脂肪化・肝発癌機構

川崎医科大学 原  裕一,他…935

 HCV形成の場としての脂肪滴の役割と粒子放出

   千葉工業大学附属総合研究所 日紫喜隆行,他…940

 HCV感染における脂質代謝の変化とメタボロミクス解析

   国立感染症研究所 相崎 英樹,他… 948

 脂質モジュレーターと抗ウイルス療法

   国立病院機構九州医療センター 中牟田 誠,他… 954

 C型慢性肝炎とインスリン抵抗性

東京慈恵会医科大学 相 澤 良 夫… 960

 肝脂肪化合併HCVとInterferon治療

順天堂大学 柳沼 礼子,他… 970

 ペグインターフェロン/リバビリン/スタチン併用療法

  名古屋大学 片 野 義 明… 977

 C型肝炎進展・発癌と酸化ストレス

川崎医科大学 是永 匡紹,他… 984

HCVと発癌

 HCVと発癌の分子機構

東京大学 堤  武也,他… 995

 インターフェロン治療と肝発癌抑止

日本大学 森山 光彦,他…1003

 HCV治療後発癌

大垣市民病院 豊田 秀徳,他…1009

 インターフェロン少量投与法

信州大学 松 本 晶 博…1015

 C型肝炎におけるFibroscan®による肝線維化・発癌リスク評価

   東京大学 建 石 良 介…1023

 ARFI(acoustic radiation force impulse)を用いた肝線維化評価

   慶應義塾大学 海老沼浩利,他…1029

 MR Elastography

山梨大学 本杉宇太郎,他…1037

 C型肝癌のGWAS研究:MICA SNP

東京大学 加藤 直也,他…1045

 日本人におけるC型慢性肝炎からの肝細胞癌発症に関連する

  DEPDC5遺伝子多型

理化学研究所ゲノム医科学研究センター 三木 大樹,他…1052

 肝細胞がんの全塩基配列解析の意義

国立がん研究センター 十 時   泰…1058

インターフェロン治療の分子基盤

 C型肝炎ウイルスNS5A領域のISDR・IRRDRとインターフェロン治療効果予測

神戸大学 勝二 郁夫,他…1063

 Coreアミノ酸置換と治療抵抗性・肝病態

虎の門病院 芥 田 憲 夫…1070

 C型肝炎治療効果に影響するIL28B遺伝子多型

   名古屋市立大学 渡邊 綱正,他…1079

 ヒト肝細胞での自然免疫応答におけるinterferon-λの重要性

   東京都医学総合研究所 平田 雄一,他…1087

 ITPA遺伝子多型と血球系副作用

広島大学 越智 秀典,他…1095

 肝内ISG発現と治療効果

金沢大学 本多 政夫,他…1101

 HCVによる自然免疫系の抑制機構:NS3, NS4B

   国立感染症研究所 藤田めぐみ,他…1107

 インターフェロン治療抵抗性に関わるサイトカインネットワーク

   東京医科歯科大学 須田 剛生,他…1112

 自然免疫遺伝子発現プロファイルによるIFN治療効果予測

   武蔵野赤十字病院 朝比奈靖浩,他…1119

 データマイニングを用いた治療効果予測

武蔵野赤十字病院 黒崎 雅之,他…1126

インターフェロンの上手な使い方

 ペグインターフェロン/リバビリン併用療法:成績の集大成

   大阪大学 平松 直樹,他…1137

 インターフェロン製剤の使い分け:IFN抗体に絡めて

   兵庫医科大学 久家 千紗,他…1145

 HCV感染における鉄代謝障害と除鉄療法の効果

   札幌医科大学 宮西 浩嗣,他…1152

 肝移植後のHCV感染に対するPEG-IFN/Ribavirin療法

   北海道大学 武冨 紹信,他…1158

テラプレビル:DAA時代の到来

 NS3-4Aプロテアーゼ阻害薬開発の軌跡:テラプレビル

   田辺三菱製薬株式会社 山田一磨呂,他…1165

 テラプレビル・PEGインターフェロン・リバビリン併用療法:

  海外臨床試験成績

千葉大学 神田 達郎,他…1172

 テラプレビル・ペグインターフェロン・リバビリン併用療法の国内開発治験

  −C型肝炎の抗ウイルス療法は新たな時代へ−

    札幌厚生病院 狩 野 吉 康…1179

 テラプレビルにおける皮膚症状とその対策

   社会保険中央総合病院 鳥 居 秀 嗣…1188

 テラプレビル3剤併用療法とヒト遺伝子多型:IL28B, ITPA

   虎の門病院 鈴 木 文 孝…1194

 テラプレビル耐性変異とその対策

山梨大学 小松 信俊,他…1200

次世代のDAA製剤:開発状況

 海外におけるDAA開発臨床試験:最近の動向

   東京医科歯科大学 坂 本 直 哉…1207

 TMC435

大阪大学 竹 原 徹 郎…1214

 新しいプロテアーゼ阻害剤:MK7009

新小倉病院 野 村 秀 幸…1219

 BI201335

山梨県立中央病院 星野 裕治,他…1224

 NS5Bポリメラーゼ阻害薬

山梨大学 前 川 伸 哉…1232

 NS5A 阻害剤

大阪市立大学 田守 昭博,他…1239

 DAA多剤併用療法の効果

虎の門病院 瀬 崎 ひとみ…1245

 DAAと薬剤耐性変異

北海道大学 髭   修 平…1249

 症例に応じたDAA治療時期の選択

東北大学 近藤 泰輝,他…1255  

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