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     5月号 非代償性肝硬変の治療の工夫
     6月号 末梢型肝内胆管癌
 

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最新号
 第50巻3号(2005年3月号) 特集/肝門部胆管癌治療:現状の評価と今後の課題

定価(\) 2,835 送料(\) 150

編集後記 紹介

  今年の3月は天候不順で全国各地で大雪になり,国内線空路やJR新幹線のダイヤが混乱し,ご予定の変更を余儀なくされた先生方も多数おられたことと思います.
 さて,今月号の特集は「肝門部胆管癌治療」を取上げました.予後不良な胆管癌に対する根治療法は手術療法が唯一の方法ですが,肝門部胆管癌に対する診断ならびに手術方針が各施設で異なり,治療成績も施設間差が大きいことが問題視されています.したがって積極的な治療に取組んでる施設もある一方で,消極的に終始している施設も多いのが現状です.さらに,肝胆膵専門医師についても医師間のレベル差が大きく,これらの問題解決には学会主導で標準的治療ラインが示されるべきとの意見も少なくありません.それで今回はご専門の先生方にご執筆をお願いし,現在の肝門部胆管癌治療をめぐる諸問題を浮き彫りにしていただいた上,今後の診断技術や治療成績の向上についてご意見を伺い,特集と致しました.
 また,最近の医療現場では新しい医療制度として包括医療が導入され,また,医療サービスとして電子カルテが普及しております.両者は今後の医療における必然的方向であるように思われますが,前者は限られた医療資源の効率的利用を目的としておりますので,入院期間が長期になる胆管癌診療では,それらとどのように整合性して行くかがポイントになります.一方,後者の電子カルテですが,胆管癌の診断・治療体系の把握に活用する試みが始まっておりますので,両話題を特集の「視点」としてご執筆をお願いしました.
 今月号の特集が先生方の肝門部胆管癌治療にお役に立つことを期待致しております.
 

目次

●特集

〔巻頭言〕肝門部胆管癌治療:現状の評価と今後の課題           二村 雄次

胆道癌取扱い規約に基づく胆道癌登録症例の集計−肝門部胆管癌を中心−   宮川 秀一,他

肝門部胆管癌の病理学的進展様式                     佐々木素子,他

胆管癌治療における成績と問題点
 肝門部胆管癌の病態と外科的治療戦略                  近藤  哲,他
 肝門部胆管癌の外科治療成績と限界                   宮崎  勝,他
 肝門部胆管癌進行度評価と治療方針の決定                松永 隆裕,他
 胆管癌手術における切離断端の組織学的評価               山口 幸二,他
 肝門部胆管癌非切除例に対するインターベンション治療の現状       伊佐山浩通,他
 切除不能胆管癌に対する治療とQOLの向上                 河本 博文,他
 進行胆道癌に対する新しい化学療法の臨床的評価             江川 直人,他
 胆道癌に対する術後化学療法の適応とその意義              村上 義昭,他

視 点
 胆管癌切除例から見た術前期間の検討?平均在院日数の短縮        千田 嘉毅,他
 胆管癌診療に対するMDCT−電子カルテの活用と評価            古川 敬芳,他

座談会
“肝門部胆管癌治療:現状の評価と今後の課題”          (司会)松本 由朗
                                    吉川 達也
                                    竜  崇正
                                    糸井 隆夫
                                    角谷  宏
 

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