今後の特集のご案内

 2005年 3月号 肝門部胆管癌治療:現状の評価と今後の課題
     4月号 自己免疫性膵炎の新たな展開
     5月号 非代償性肝硬変の治療の工夫
 

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最新号
 第50巻2号(2月号) 特集 /プライマリ・ケアと肝胆膵
                  −プライマリ・ケア診療に必要な肝胆膵の知識−

定価(\) 2,835 送料(\) 150

編集後記 紹介

  本誌“肝胆膵”は言うまでもなく肝,胆道,膵領域の疾患についての特集記事を基本に基礎的,あるいは臨床的な情報をタイムリーな形で読者に提供することを任務としている.したがって,編集委員の責任は重大である.この責任の重大さは,往々にして編集委員に肩肘はらすことにもなり,結果的には極めて先鋭的な特集号になったりする.
 本誌の誕生の経緯を思い出してみると,本誌の生みの親でもあり,また,初代の編集委員長でもあった故市田文弘先生は発刊に際し,消化管領域の専門誌である“胃と腸”を強く意識しておられたように思う.確かに,“胃と腸”誌は消化器領域でも消化管疾患を専門とする医療従事者に広く受け入れられている.その理由を分析すると,それはあくまでも読者対象として消化器臨床医と限定してX線診断学,消化器内視鏡,病理形態学を中心に編集されていること,また,読者の知的要求がどのようなところにあるかキャッチ・ボールする機会を定期的設けているところにある.本誌のブレーク・スルーも読者の“知りたい”という希望を汲み上げるところからはじまるのではと思ったりする.
 今回の特集“プライマリー・ケアと肝胆膵”は図らずも岡上編集委員と私からの企画案がベースとなったもので,編集委員会では“何も今更プライマリー・ケアを”という意見がなかったわけではない.しかしながら,私自身は,“肝胆膵”は専門誌であり,内容が高等であるという評価はもちろんとしても,やはり,一般臨床家にも診察室で気ままに読んでいただき日々の臨床に役に立つ姿勢も必要ではなかろうかと考え,この企画に執着した.岡上委員も同じような気持ちではなかったかと,先生の巻頭言を拝読して思う次第である.
 

目次

●特集/プライマリ・ケアと肝胆膵−プライマリ・ケア診療に必要な肝胆膵の知識−

〔巻頭言〕プライマリ・ケアと肝胆膵−プライマリ・ケア診療に必要な肝胆膵知識 岡上  武

症候からどのように診断をすすめるか
    腹痛                                小泉 俊三
    皮膚黄染                              村上 不二夫
    全身倦怠感                             伊藤 澄信
    皮膚掻痒感                             福本 陽平,他
    発熱                                西森  功,他
    皮疹                                谷川 瑛子
    意識障害                              加藤 章信,他
    腹部膨満(腹水)                          古賀 裕之,他
緊急対応が必要な肝胆膵疾患
    劇症肝炎                              持田  智
    重症型アルコール性肝炎                       島中 公志,他
    食道・胃静脈瘤破裂                         小原 勝敏
    門脈圧亢進症性胃症出血                       熊本 正史,他
    肝癌破裂                              有田 淳一,他
    肝外傷                               高松  督,他
    急性胆管炎の診断と治療                       洞口  淳,他
    胆道出血                              三浦 文彦,他
    急性胆嚢炎                             良沢 昭銘,他
    重症急性膵炎                            大槻  眞
    膵損傷                               川辺 高史,他
    膵膿瘍                               武田 和憲,他

座談会“プライマリ・ケアと肝胆膵”                 (司会)福本 陽平
                                      片岡 慶正  
                                      生坂 政臣
                                      西村  幸
                                      加藤 貴康

臨床研究
    C型慢性肝炎のPEG-INTERFELONα-2a単独治療における健康関連QOLの検討
    ―SF-36による測定―                        岡本 華枝,他

症例報告
    膵管拡張を示すも主膵管浸潤を伴わない進行膵頭部癌の2切除例
    ―膵の発生および腫瘍の局所進展と臨床症状発現に関する考察      香川  勇,他
 

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