今後の特集のご案内

「臨床精神医学」(46巻12号・2017年12月号)
特集/日常診療における病識・病感・負担感の取り扱い〜治療効果を高めるための工夫〜

「臨床精神医学」(47巻1号・2018年1月号)
特集/精神科診療・研究に役立つ実践的倫理

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 45巻4号(2016年4月号) 特集/認知症の診断と治療:最近の進歩
定価(\)本体 3,000+税 送料(\) 150


編集後記

アルツハイマー病の治療薬にはコリンエステラーゼ阻害薬などがあるものの,すべて神経伝達系に作用する薬剤で,対症療法にとどまる。この20 年間,β アミロイドペプチドの沈着を端緒とするアミロイド・カスケードそのものに根治的に作用する治療薬の開発が世界中で進められてきた。現在のところ必ずしも成功には結びついていないものの,中には世界規模の第㈽相試験が行われつつあり,数年内に臨床使用が可能になると期待される薬剤も複数ある。

◇画像診断技術の進歩は目覚ましい。脳構造や脳機能の詳細な評価だけではなく,従来は病理所見でしか評価できなかった脳内アミロイドやタウの評価も可能になった。画像診断技術の進歩は,認知症の分子病理に基づく診断の重要性を再認識させるとともに,認知症の早期診断と早期介入を可能にし,認知症の発症機構そのものに介入するような革新的な治療法の開発を期待させる。

◇このような認知症の診断と治療の最近の進歩を,それぞれのご専門領域から概説,紹介していただきたく本特集を組んだ。

◇幸いなことに各領域でご活躍の先生方にご執筆いただき,読者は本特集をご一読いただければ,認知症の診断と治療の最近の進歩を概観できると思います。あらめためてご執筆いただいた先生方に心から感謝申し上げます。

目次


特集“ 認知症の診断と治療:最近の進歩”

異常蛋白沈着症としての認知症の分子病態 …………………(藍野大学)武 田 雅 俊…385

ゲノム解析による認知症の臨床・病態解明 …………………(新潟大学)原  範和・他…395

認知症のバイオマーカー ─髄液および血液─ ………………(大阪大学)田上 真次・他…405

認知症の危険因子と防御因子 …………………………………(九州大学)小原 知之・他…411

SPECTとMRI の認知症の画像診断:診断法の進歩

  ……………………………………… (東邦大学医療センター大森病院)水 村   直…421

アミロイドイメージングによる認知症の診断 ……………(日本医科大学)舘野  周・他…433

タウイメージングによる認知症の診断

  …………………(量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所)島田  斉・他…441

認知症治療を目指したタウ標的薬剤の開発 ………(福島県立医科大学)添 田 義 行…447

前頭側頭葉変性症の異常蛋白沈着機構 ……………………(大阪大学)森   康 治…459

前頭側頭葉変性症の診断と治療 ………………………………(大阪大学)吉山 顕次・他…465

レビー小体型認知症の診断と治療 ……………………(横浜南共済病院)近藤 大三・他…473

血管性認知症の診断と治療 ………………(秋田県立脳血管研究センター)山ア 貴史・他…479

嗜銀顆粒病の診断と治療 ………………………………………(岡山大学)池田智香子・他…489

❖シリーズ/ 日本の精神医学を築いた人々〔第6 部〕

 神谷 美恵子

  ─ハンセン病診療に打ち込んだ多才な精神科医─…………………………… 風祭  元…499

❖シリーズ/ 現代精神医学の視点・論点(第2 シリーズ)

 出会い,つながり,幅広い経験を ………………………………………………………青山 久美…507

❖研究報告

 言語症状から非けいれん性てんかん重積と診断した2 症例 …………… 佐々木雅明・他…509

 ギャンブル症者100 人の臨床的実態(続報) ………………………………………森山 成杉木…517

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