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「臨床精神医学」(46巻6号・2017年6月号)
特集/精神病理学の新課題―スペクトラムと臨床診断単位の認識論・存在論

「臨床精神医学」(46巻7号・2017年7月号)
特集/てんかん診療における精神科医の役割

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 40巻12号(2011年12月号) 特集/この40年と精神医学
定価(\)本体 2,750+税 送料(\) 150


編集後記

◇本誌の40周年記念号をお届けする。歴代の編集委員に,またこれからの編集委員に思い思いの40年を語っていただいた。また,座談会では本誌の歩みをふまえて,これからの精神医学への展望を大いに語っていただいたように思う。

◇本誌の歩みをふりかえり,今後の編集に資することは重要であるが,一方で編集委員同士の楽屋話に終始し,自己満足に陥ってはいけない。問題の核心はあくまで臨床精神医学であって,『臨床精神医学』 ではない。その点では,この40年間の歴代の編集委員の先生方が,それぞれに時代の精神医学の潮流の中心におられた事実によって,杞憂に終わったことを誌面で感じとっていただけたのではないかと思う。

◇現在の編集委員はいわゆる団塊の世代が多く,編集委員長をはじめ多くの委員がここ数年で交代する。次の40年にバトンタッチである。編集子にとっては,本誌の発刊のころの大学紛争は現場体験であって歴史になっていない。ようやく 「もはや戦後ではない」 時代に本誌も,そしてわが国の精神医学も入ろうとしているのかもしれない。

◇本記念号で第40巻が終わる。今年も暮れようとしている。この40年が読者諸氏にとって何であったかをふりかえり,また新しく精神科の世界に足を踏み入れた若手にとってこの40年を知っていただく機会になったとすれば,編集子にとって何よりである。どうぞよい新年をお迎えください。(K.N.)

目次


序文(昭和大学烏山病院)加 藤 進 昌…1543

座談会『臨床精神医学』発刊40周年記念号 〈この40年と精神医学〉

 (帝京大学名誉教授)風祭  元・(井之頭病院名誉院長)浅井 昌弘

 (三田精神療法研究所)牛島 定信・(東京都健康長寿医療センター理事長)松下 正明

 (日本医科大学)大久保 善朗・(昭和大学烏山病院)加藤 進昌(司会)…1545

私と『臨床精神医学』誌編集 その関わり─私の生きた時代をかえりみながら─(木更津病院そが西口クリニック)佐 藤 壹 三…1563

『臨床精神医学』編集15年と最近の精神医学の変貌(相模台病院)石 井   毅…1567

『臨床精神医学』1972〜1999(帝京大学名誉教授)風 祭   元…1571

『臨床精神医学』誌の40年(井之頭病院名誉院長)浅 井 昌 弘…1577

『臨床精神医学』の40年(九州大学名誉教授)田 代 信 維…1583

わが国の精神科臨床のなかで,この40年(三田精神療法研究所)牛 島 定 信…1591

折々の断想:15年間を振り返って(九州大学)神 庭 重 信…1597

保安処分から医療観察法への40年(筑波大学)中 谷 陽 二…1613

アルツハイマー病研究の40年間─新しいアルツハイマー病治療薬の発売年に─(大阪大学)武 田 雅 俊…1619

“こころ” と “脳” は重ね描き(国際医療福祉大学・慶應義塾大学)鹿 島 晴 雄…1625

この40年と精神医学─カテゴリーモデルからディメンジョンモデルへ─(日本医科大学)大久保 善 朗…1631

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