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「臨床精神医学」(46巻11号・2017年11月公募論文特大号)
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「臨床精神医学」(46巻12号・2017年12月号)
特集/日常診療における病識・病感・負担感の取り扱い〜治療効果を高めるための工夫〜

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 第37巻1号(2008年1月号) 特集/痛みの精神医学
定価(\)本体 2,750+税 送料(\) 150


編集後記

◇身体疾患の症状としての痛みは,身体疾患の治療が一義的であり,精神医療の役割は大きくない。しかし,原因と思われる身体疾患の治療が成果をあげているのに,痛みが慢性に持続する症例に遭遇することがしばしばある。そして,その中には心理的な要因が指摘され,精神科を受診する症例も数多くいる。最近,このような,慢性疼痛,あるいは精神科的には疼痛性障害と診断される症例に出会う機会が増えたという声をよく耳にする。

◇このような背景から,痛みに関連する精神医学の最近のトピックスを集めた本特集を企画した。ありがたいことに,この分野のエキスパートの先生方から,痛みに関する貴重なご執筆をいただくことができた。本書が,精神医学における痛みの問題についての,さまざまな課題の理解に役立てば幸いに思う。



目次


●特集

痛みの生理学                                  井上 和秀

痛みと薬物療法                                 細井 昌子

慢性疼痛患者に対する精神療法的アプローチ                    丸田 俊彦

痛みの精神症候学                                重田 理佐・他

口腔内の痛み                                  舘野  周・他

線維筋痛症候群の概念と問題点─リウマチ性疾患か精神疾患か─           村 上 正 人

電気けいれん療法─慢性疼痛に対する適応とその考え方─              土井 永史・他

痛みのTMS治療                                  鵜飼  聡・他



●研究報告

統合失調症における退院後3年通院率にみる患者・家族心理教育の効果         渡部 和成

日本語版PTSD症状評価尺度(PSSI-J)の信頼性と妥当性の検証            藤澤 大介・他



●講演紹介

第10回東京精神医学フォーラム 講演記録

「生活療法の基礎理念とその思想史─生活困難の回復と二宮尊徳の再評価─」      臺   弘



●日本精神医学新風土記

新潟県                                      川室  優



●書評

精神鑑定医の事件簿                                岩波  明

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