今後の特集のご案内

「臨床精神医学」(46巻12号・2017年12月号)
特集/日常診療における病識・病感・負担感の取り扱い〜治療効果を高めるための工夫〜

「臨床精神医学」(47巻1号・2018年1月号)
特集/精神科診療・研究に役立つ実践的倫理

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 第36巻11号(2007年11月号) 特集/日常臨床における精神療法
定価(\)本体 2,700+税 送料(\) 150


編集後記

◇「日常臨床における精神療法」という特集を企画したとき,いくらかの不安があった。ご依頼した先生方は,皆,病院やクリニックで多忙な先生方である。原稿を記すお時間がなく,趣旨には賛同していただくことができても,執筆依頼は受けていただけないのではないかと心配したのである。しかし,それは杞憂であった。お願いした先生方には心よくお引き受けいただくことができた。

◇いずれの論文を読んでも,臨床の息遣い,時間の制限のある中での思索や工夫が感じられるもので,素晴らしいものである。改めて心より御礼申し上げたい。本特集は,若い先生方だけでなく,ベテランの先生方にも,お読みいただければと思う。随所に日々の精神療法のエッセンスやヒントが盛り込まれている。改めて,このような経験と思索を蓄積させ,日常臨床における精神療法をより豊かにしていきたいと思う。また,読者の皆様の日々の精神療法に多く寄与することを,確信している。われわれの日常臨床がより豊かなものになることを,心より願ってやまない。



目次


●特集

序文                                      青木 省三

毎日の臨床で自分にいいきかせていること                     江口 重幸

私の精神療法:波長合わせと共同探究                       平井 孝男

「交渉の日々」:日常臨床における私の精神療法                  市田  勝

精神療法の準備運動                               芝田寿美男

日常臨床を見つめるもの                             杉林  稔

日常臨床における広義精神療法                          村上 伸治

今日の精神療法を支える価値観                          広沢 正孝

日常精神療法におけるセルフの視点の可能性                    林  直樹

精神科・神経科クリニックで行う精神療法                     小坪 大作

共感と教育                                   水島 広子

日常臨床における外来森田療法                          橋本 和幸

療養の場のひろがりと人生の歩みのなかで                     池田 友彦

個人精神療法とチーム                              小高  晃

子どもと家族に対する一般的な精神療法                      傳田 健三

思春期外来での「支え」について                         武井  明

大学生の精神療法                                大西  勝・他

“試してみる”という治療アプローチ                       白波瀬丈一郎

日常臨床における精神療法 ─ねぎらい療法を中心として─              高宮 静男

わたしのアルコール医療                             柳田 公佑

慢性統合失調症の治療における精神療法の役割                   小川 一夫

統合失調症者のニーズを汲むということ                      横田  泉

からだで「なぞる」ことば ─統合失調症の精神療法を中心に―            鈴木 康一

私が心がけていること                              春木 繁一

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