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「臨床精神医学」(46巻7号・2017年7月号)
特集/てんかん診療における精神科医の役割

「臨床精神医学」(46巻8号・2017年8月号)
特集/精神障害とこだわり

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 第36巻3号(2007年3月号) 特集/精神科医育成のための後期研修プログラム
―卒後3年目以降の精神科専門研修―
定価(\)本体 2,700+税 送料(\) 150


編集後記

◇今年の医師国家試験は平成19年2月17?19日に終了したばかりである。今年も約7,500名の医学部卒業者が受験し,そのうちの約5%が精神科医師としてのキャリアを進むものと予想されている。新人医師は2年間の初期研修を経験したあと3年目から精神科の専門研修に進むのであるが,後期研修を担当する大学・施設では,それぞれの特徴を生かした精神科研修プログラムを用意して,新人の育成にあたることになる。
◇新人育成は,これまでは主として大学が担当してきたが,大学以外の多くの施設がこのような新人育成に関わることになった。初期研修を大学で終える者の比率は半数以下であり,3年目以降の精神科研修についても大学の精神医学教室以外の施設でなされる場合が増加してきている。それに伴い大学医局の果たすべき役割も変化し始めている。
◇精神医学はもともと「脳と心のサイエンス」に対応する専門領域であり,人を人たらしめている基本的精神機能を対象とすることから,その学問的な重要性は揺るぎようがない。一人でも多くの新人が精神科を希望してくれることを望んでいるが,そのためには魅力ある研修プログラムを提供することが求められている。
◇ 高い志を持って入ってくる新人を精神科医療における重要な人材として育成していくことができるかどうかは,精神科全体が共有する大きな課題である。目指すところは,精神科医療を担う優秀な人材を確保して,質の高い研修を提供することにある。本特集がそのような目的に役立てば幸いである。

目次


●特集
後期研修期間における精神科研修の課題と対策                   清水 徹男
後期研修医を迎えての精神科チーム医療における新たな診療・研修体制
 ─屋根瓦方式の問題点と「役割専念・『見える化』シフト制」導入の試み─     松岡 孝裕・他
大学病院での精神科研修プログラム─鳥取大学の場合─               溝部 宏二・他
大学病院での精神科研修プログラム─北海道大学の場合─              傳田 健三
NTT東日本関東病院精神神経科における後期研修プログラム              秋山  剛
精神科病院における精神科研修プログラム                     分島  徹
私立精神科病院における精神科研修プログラム                   佐々木裕光
これからの精神科医に求められる研修経験                     武田 雅俊・他
初期ローテーション研修において求められる精神科研修               中嶋 義文

●座談会
精神科医育成のための後期研修プログラム─卒後3年目以降の精神科専門研修─
          豊嶋 良一,加藤 進昌,小口 芳世,木村 貴子,原 雄二郎,松田 康裕

●研究報告
恋愛妄想(クレランボー症候群)の消失後うつ病が交代性に出現した1症例      紋川 明和・他
特定の恐怖症の治療について
 ─選択的セロトニン再取り込み阻害薬が奏効した2症例─              松永 寿人・他
吐血・呼吸停止・けいれん重積発作を生じマロリーワイス症候群に
 Torsade de Pointes型心室頻拍を合併した統合失調症の1症例            末永 貴美・他

●日本精神医学新風土記
熊本県                                     宮川 太平

●精神科診療/よもやま話
「なおる」ということ                              細田 眞司

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