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 2006年  1月号 薬物療法のコンプライアンスを高めるために
 

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最新号
 第34巻10号(2005年10月号) 特集/SSRI/SNRIの臨床適応

定価(\) 2,835 送料(\) 150

編集後記 紹介

◇SSRI/SNRIに分類される抗うつ剤として,本邦では1999年にフルボキサミン,2000年にパロキセチン,ミルナシプランが上市され臨床経験が重ねられてきた。世界では,1988年のフルオキセチンの発売以来,SSRIとしてフルオキセチン,シタロプラム,サートラリンが,SNRIとして,ベンラファキシン,ミルナシプラン,デュロキセチンが開発されており,この15年間でうつ治療薬の第一選択としての座が確定している。
◇SSRI/SNRIは,今や世界でも最も処方されている薬剤の1つであり,次々に適応が拡大されている。うつ病だけでなく,強迫性障害,パニック障害,社会不安障害,全般性不安障害,PTSDなどへの検討が進められており,一部の薬剤ではすでに承認されたものもある。そして,さらに広範性発達障害,注意欠陥多動性障害などの小児疾患,睡眠時無呼吸症候群,月経前緊張症,線維筋痛症,慢性疼痛,摂食障害などへの検討も進められている。本特集では,このような多彩な適応のそれぞれについて解説していただき,さらに使用上の注意と副作用についてまとめていただいたので,現時点における最もコンパクトなSSRI/SNRIの使用手引書として活用いただきたい。
◇SSRI/SNRIは何ゆえにこのような広範な領域に適応を持ちうるのであろうか。このような観点からSSRIの歴史とこれから上市されるSSRI/SNRIの項をお読みいただきたい。うつと不安と痛みに対する基本的な考え方を今一度整理し直すことにより,臨床の場での適切なSSRI/SNRIの使用法を考えながら,活用していただきたいものである。

目次

●特集
総論−SSRI/SNRIの薬理と歴史                           尾鷲登志美・他
うつ病への適応                                 守田 嘉男
SSRI/SNRIの強迫性障害への適応                          中前  貴・他
パニック障害への適応                              池谷 俊哉・他
社会不安障害/全般性不安障害への適応                      坂下 和寛・他
SSRI/SNRIのその他の疾患への適応                         小川 朝生・他
SSRI/SNRI−問題となる処方上の注意(相互作用,副作用,離脱など)         貴家 康男・他
これから上市されるSSRI/SNRI                           久住 一郎・他

●研究報告
Mianserinとolanzapineの併用により完全寛解したCotard症候群の1症例        熊谷  亮・他
非定型精神病の長期経過・転帰研究−20年以上の経過観察より−           須賀 英道

●総説
統合失調症と必須脂肪酸                             大原 浩市

●精神科診療/よもやま話
回復力を期待して−予後経過の意外性−                      田中 迪生

●学会印象記
第27回日本生物学的精神医学会・第35回日本神経精神薬理学会            谷井 久志

●書評
小児医学から精神分析へ                             狩野力八郎

●シリーズ/精神医学用語解説
301.NAとDARC                                  森田展彰
302.拡散テンソル画像                              奥川 学・他
 

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