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     5月号 「うつ状態」の精神医学【特大号】
 

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最新号
 第34巻3号(3月号)
  精神医学と神経学との再統合−新しい神経精神医学の流れ−

定価(\) 2,835 送料(\) 150

編集後記 紹介

◇本特集「精神医学と神経学との再統合」は,精神医学と神経学の歴史を振り返りながら,精神医学の進むべき方向を考えてみようという趣旨である。わが国の精神医学は,ドイツ精神医学の伝統を受け継ぎながら米国の精神医学の影響を受けてきたが,ドイツ精神医学は,ミュンヘン,ベルリン,チュービンゲン,ハイデルベルグなどを拠点とした潮流として現代に流れ込んでいる。中でもクレペリンを中心としたミュンヘン学派は,ドイツ精神医学の中でも重要な役割を果たしてきた。ある意味ではドイツ精神医学の本流であり,精神医学本体の発展に最も影響の大きかったミュンヘン学派については周知のことも多く割愛したが,クレペリンの元にはアルツハイマー,ピック,ニッスルなど錚々たる神経病理学者の活躍があったことを指摘しておきたい。飯田眞先生のご高配によりミュンスター大学精神医学前教授ライナー・テーレからのご寄稿を得られたことは編集者として望外の喜びであった。このような歴史の流れを通覧することによりおのずから精神医学の方向性が見えてくるのであろう。
◇国立精神神経センター総長金澤一郎先生からは,精神医学と神経内科学とが緊密な連携をとりながら医療に立ち向かえるような場が必要であるとのメッセージを頂戴した。本特集の趣旨を汲み取っていただいた玉稿であり読者諸子には是非とも一読してほしい。

目次

●特集

     精神医学と神経学との再統合−ポストゲノム時代の精神医学の進むべき道−   武田 雅俊
     Die Berliner Schule(ベルリン学派)                    池村 義明
     チュービンゲン学派−多次元精神医学と神経学−               市川  潤・他
     ハイデルベルク学派の歴史と現在                      和田  信
     神経病理学からみた精神医学の進むべき方向                 三好 功峰
     神経心理学からみた精神医学の進むべき方向                 大東 祥孝
     アメリカにおける精神医学と神経学の再統合                 吾妻  壮・他
     わが国における精神医学と神経学の再統合                  小阪 憲司
     精神医学における神経学の貢献                       金澤 一郎

●研究報告

     乳幼児期自閉症チェックリスト日本語版(CHAT-J)の有用性に関する予備的検討 小山 智典・他
     精神障害者に対する看護学生の社会的態度                  星越 活彦
     統合失調症者の家族の情報への満足度と心理的負担との関連          加藤知可子・他

●総説
     モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害薬の現況                 泉   剛・他

●精神科クリニックよもやま話(第11回)

     治療モデルとリハビリテーション・モデル                  江畑 敬介

●学会印象記

     第18回世界社会精神医学会                         広瀬 徹也

●シリーズ/精神医学用語解説

     291.遺伝子環境交互作用                          石原 良子・他
     292.社会脳                                井上由美子・他
 

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